2018年2月15日木曜日

【時事解説】顔認証システムで何が変わるか(その1)

 最新型のiPhoneに搭載され話題となった顔認証システム。

 顔認証とは、目、鼻、口などの特徴をとらえて、持ち主かどうかを識別する機能を指します。

 スマホに自身の顔をかざすだけでログインができる手軽さが魅力です。

 古くから顔で本人かどうかを識別する技術はありましたが、最新のシステムはAI(人工知能)を用い、精度が著しく進歩した点が特徴です。

 普段素顔の人が厚化粧する、女装をはじめとする変装をするなど、人間の目では判断を誤るようなケースでも正確に識別できるようになっています。

 顔認証の魅力は、立体的に顔をとらえ照合するため、指紋認証などと比べると偽造されにくい点が一つとしてあります。

 加えて、従来のようにパスワードを忘れるといった心配もありません。

 顔認証はスマホのログイン機能として広く知られていますが、実は、幅広い分野での応用が可能な技術です。

 テーマパークの入場チェックのほか、会社のパソコンにログインする、万引きからテロまでの犯罪防止、さらにはマーケティングなどにも利用されています。

 最近では、東京2020オリンピック・パラリンピックに備え、空港でのゲートの自動化に取り入れられることになりました。

 羽田空港ではすでに日本人の帰国手続で実用化されています。

 従来は、あらかじめ顔のデータを登録する必要がありましたが、現在は事前登録は不要になっています。

 パスポートを機械にかざすだけでよいので手続の時間短縮といったメリットがあります。

 顔認証システムは、使い勝手が優れていることから、今後もより多くの分野で活用されることが予想されます。

(その2へつづく)

(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)

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