財務省が作成したゲーム「財務大臣になって財政改革を進めよう」が公表されてからしばらくの間、「クリアするためには、『増税』を実行するしかないのか……」と話題になりました。
その後、内容が一部修正されています。
ゲームは、財務省のウェブサイト「日本の財政を考える」でプレイできます。
財務大臣になったプレイヤーが、税制改革、社会保障、公共事業、中小企業対策、教育、防衛など11項目に関する予算を編成し、基礎的財政収支のマイナスを、2020年までに黒字化させるのが目標です。
ゲームが公表された当初は、各種予算を大幅に減らしたところでクリア要件は満たせませんでした。
そのまま予算編成を終了してしまうと、「行政サービスの停滞など、将来世代にさらなる負担を残すことになりました」と、〝バッドエンド〟を迎える状態でした。
クリアのためには増税と社会保障費削減が不可欠で、これを実行すると「子どもたちが将来へ希望を持てる社会に向けて第一歩を踏み出すことができました」とするフレーズでゲームクリアを知らせる内容だったのです。
しかし、4月末にゲームが修正され、増税しなくてもクリアできるようになりました。
財務省によると「これまでは誤った計数が表示されていた」とのことです。
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